WEKO3
アイテム
低線量放射線応答性ベクターの構築
https://repo.qst.go.jp/records/67637
https://repo.qst.go.jp/records/67637f8da817a-0747-4e2b-8f3e-9335f70697fe
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-11-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低線量放射線応答性ベクターの構築 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
根井, 充
× 根井, 充× 臺野, 和広× 市村, 幸子× 根井 充× 臺野 和広× 沼田 幸子 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | p53の標的遺伝子であるp21WAF1/Cip1遺伝子、GADD45遺伝子あるいはMDM2遺伝子等の転写活性は0.5Gyあるいはそれ以下の低線量放射線に応答して増強される。一般にp53は様々なゲノム損傷に応答し、多様な核内補助因子との相互作用を介して標的遺伝子の転写を調節していることから、放射線応答においても何らかの補助因子が関与していることが考えられる。しかしこれまで、放射線応答においてp53と協調して機能する補助因子の存在はほとんど報告されていない。その主な要因の一つとして、放射線に応答するレポーター遺伝子のアッセイ系を構築することが困難であったことが挙げられる。我々は放射線、特に0.5Gy程度の低線量放射線に応答するレポーターアッセイ系を構築することを試みているが、Promega社のレポータープラスミドpGL3をベースとし、luciferase遺伝子の上流にp21WAF1/Cip1遺伝子の上流領域を挿入したconstructがMCF-7細胞において若干であるが有意に0.5GyのX線に応答することを見出した。またp21WAF1/Cip1遺伝子の3’UTRをluciferase遺伝子の下流に接続し、そのX線応答性を調べたところ、3’UTRによるX線応答性の増強は観察されなかった。このことは放射線に応答して3’UTRがp21WAF1/Cip1遺伝子のmRNAを安定化していることはないことを示している。一方、transfection efficiencyのcontrol vectorとして一般に用いられるphRL-TK vectorの発現がX線照射により低下することを観察した。このことは放射線応答を調べるために本ベクターはcontrolとして適当でないことを意味している。その原因としてはTK promoterは転写因子Sp1によりdriveされていることから、X線によりEgr-1が誘導され、Sp1を抑制している可能性が考えられる。 | |||||
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第46回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2003-10-08 | |||||
日付タイプ | Issued |