@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067591, author = {藤井, 香織 and 上野, 恵美 and 上田, 順市 and 竹下, 啓蔵 and 田代, 智康 and 小澤, 俊彦 and 藤井 香織 and 上野 恵美 and 上田 順市 and 竹下 啓蔵 and 小澤 俊彦}, month = {Mar}, note = {【目的】ヒドロキシルラジカル(.OH)やスーパーオキシド(O2.-)等の活性酸素生成が放射線の障害機構の一つとして知られている。そこで、イオウ含有化合物であるチオタウリン、ヒポタウリン、ブンテ塩及びシステアミンについてin vitro並びに in vivoの活性酸素消去活性を調べ、放射線防護効果と比較した。 【方法】活性酸素はスピントラップ/ESR法により調べた。ラットのX-線照射で生成する.OHはこれとDMSOとの反応で生成するメチルラジカルをスピントラップしその付加体のESRシグナルを胆汁中に検出して調べた。マウスにX-線を照射し、放射線照射後の生存率を求めた。被検物質は動物に腹腔内投与した。 【結果と考察】In vitroにおけるO2.-消去活性はシステアミンで顕著であった。.OH消去活性には化合物間で大きな違いは見られなかったが、チオタウリンやブンテ塩で若干活性が高い傾向にあった。ラットのX-線照射で生成する.OHを消去する効果は投与量3.5mmol/kgではブンテ塩でシステアミンに匹敵する効果が見られ、チオタウリンがそれに次いだ。ヒポタウリンではin vivoの.OH消去効果は見られなかった。放射線照射後のマウスの生存率はin vivoの.OH消去活性にほぼ対応した。即ち、生存率は1〜2mmol/kgの投与量ではシステアミン>ブンテ塩>チオタウリンの順で増加し、ヒポタウリンでは約15mmol/kgまで影響しなかった。化合物による生存率の延長効果がin vivoの.OH消去活性に相関したことから、防護効果は生体内における.OH消去効果に依存すると考えられる。In vitroとin vivoの.OH消去効果に見られた違いは化合物の体内動態の違いによるものと推定される。, 日本薬学会第123年会}, title = {イオウ含有化合物の活性酸素消去活性と放射線防護効果}, year = {2003} }