@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067553, author = {山田, 裕 and 小木曽, 洋一 and 山田 裕 and 小木曽 洋一}, month = {Oct}, note = {アルファ核種であるプルトニウム酸化物の吸入暴露により、ラットに生じる肺腫瘍の発がんの各過程における特異的細胞変化を調べることを目的として、肺腫瘍組織から細胞株の確立を試み、さらにいくつかのラット気道上皮細胞株のがん細胞への転換を調べるため、腫瘍原性試験をおこなったので報告する。  プルトニウム誘発肺腫瘍より分離した細胞を長期培養し、継代可能な気道上皮細胞株(PuD2)を1株得た。PuD2細胞をヌードマウスの背部皮下に移植すると、2週間で直径12〜15mmの結節が形成された。その組織から細胞を再び分離・培養し、別のヌードマウスに移植しても結節を形成したことより、この細胞株の腫瘍原性・可移植性を確認することができた。  一方、正常ラットより確立された気道上皮細胞株のうち、SV40ウイルスにより不死化したSV40T2細胞株、およびガンマ線照射で形質転換を誘導したRTiv3細胞株は、移植しても結節を形成しなかったが、ベンツピレンで誘導した細胞株(BP、BP(P)Tu、BP130およびBP270)では、いずれも移植3週目以降に結節を形成した。また、これらの結節より細胞を分離・培養して再度ヌードマウスへ移植すると、より早く増殖し、2週間以内に結節を形成するようになった。  以上の結果は、気道上皮細胞の腫瘍原性は、発がん過程の異なる段階に依存することを示している。今後、それらの過程における染色体異常あるいは遺伝子変化等の差異について、比較検討する予定である。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {プルトニウム吸入ラット肺腫瘍細胞株の確立と気道上皮細胞株腫瘍原性試験}, year = {2003} }