@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067542, author = {武藤, 正弘 and 辻, 秀雄 and 久保, ゑい子 and 森, 俊雄 and 佐藤, 宏 and 高橋, 千太郎 and 巽, 紘一 and 武藤 正弘 and 辻 秀雄 and 久保 ゑい子 and 森 俊雄 and 佐藤 宏 and 高橋 千太郎 and 巽 紘一}, month = {Oct}, note = {ヒストンH2AXは、X線照射に反応して急速にリン酸化し、DNA2重鎖切断(DSB)の場所でfociを形成して、修復に重要な働きをしていると考えられている。さらにhydroxyurea (HU)によるDNA複製阻害やUV照射によってもH2AXのリン酸化が誘導され、fociを形成し、停止した複製点でPCNA, BRCA1及び53BP1と共局在していることが示され、この反応は、ATR依存性であることが知られている。  我々はこれまでに放射線リンパ腫に関連して見出した核蛋白質NP95について、構造遺伝子の単離と、その遺伝子を破壊した細胞を樹立し特性を解析した。その結果、NP95欠損細胞は、X線、UV、MNNG及びHUに対して致死高感受性であることが明らかになり、NP95は、DNA損傷及び複製阻害に対して抵抗性を付与する、ある共通の段階で働いていることが示された。今回X線照射後のG2/M期停止へのNP95の関与及びH2AXとの共局在について解析を行った。 【方法】Np95(+/+)及びNp95(-/-) ES細胞を使用して、8Gy照射後、nocodazole 0.2 μg/ml加えた培地及び加えない培地で、さらに6-10時間培養を行った。M期特異的リン酸化を認識する抗MPM-2抗体とpropidium iodideで染色して、G1, S, G2, M期における細胞の割合を算定した。【結果及び考察】Np95欠損細胞は、8Gy照射後G2期で停止出来ず分裂期に進行してしまう細胞がより多く見られ、Np95欠損細胞が放射線感受性を示す一要因であることが示された。またm5S細胞を使用して、X線照射後、抗H2AX抗体及び抗NP95抗体を使用して二重染色を行うと、H2AXとNP95の共局在が観察され、複製点進行停止に伴う切断を含め広義のDNA損傷に対する修復に対し、H2AXと何らかの相互作用を行っていることが示唆された。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {X線照射後のG2/M細胞周期停止へのNP95の関与、及びH2AXとの共局在}, year = {2003} }