@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067534, author = {小木曽, 洋一 and 山田, 裕 and 小木曽 洋一 and 山田 裕}, month = {Oct}, note = {アルファ核種プルトニウム(Pu)酸化物エアロゾルを吸入曝露後生涯飼育したWistar雌ラットに誘発される肺腫瘍の線量効果と特異性に関する実験結果を総括報告する。Pu吸入後の生存日数および悪性肺腫瘍(癌腫)発生率は無処置対照群と比較して肺線量0.16 Gyまでは有意差はみられないが、0.45 Gy以上の線量域では癌腫の早期多発による生存日数の有意な減少がみとめられた。これら癌腫は全原発肺腫瘍の7-8割を占め、0.45 Gy以上から線量依存的に増加し、6.6-8.5 Gyで約90%の最高値に達する線量効果を示したが、胸部X線照射ラットの癌腫発生率線量効果曲線と比較すると、直線部分の傾き及び50%発生率効果比がそれぞれ約11倍大きいことが明らかであった。さらに、顕微鏡下で計数した肺腫瘍病巣の数はPu吸入ラットの方が約2倍多く、またそのサイズも大きかったが、肺腫瘍組織型分布はほぼ同様に、腺腫(50%)あるいは腺癌(30-40%)が大部分を占め、残り(10-20%)は腺扁平上皮癌あるいは扁平上皮癌であった。以上のことから、低LET放射線と比較した酸化Pu吸入曝露によるラット肺がん発生の効果比は大きいが、腫瘍組織型にはこのような線質差はなく、同一の標的上皮細胞起源であることが示唆された。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {酸化プルトニウム吸入曝露ラットにおける肺がん発生(最終報告)}, year = {2003} }