@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067529, author = {柿沼, 志津子 and 西村, まゆみ and 渡辺, 健一 and 甘崎, 佳子 and 高田, 真由美 and 矢島, 香代子 and 今岡, 達彦 and 島田, 義也 and 柿沼 志津子 and 西村 まゆみ and 渡辺 健一 and 甘崎 佳子 and 高田 真由美 and 矢島 香代子 and 今岡 達彦 and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {【目的】放射線被ばくによるヒトの発がんは、放射線と生活環境要因との複合影響の結果であると考えられる。本研究では、X線およびエチルニトロソウレア(ENU)の複合暴露によるマウス胸腺リンパ腫の線量効果関係を低線量域まで明らかにし、さらに発生したリンパ腫の癌関連遺伝子の解析から、複合効果を分子生物学的メカニズムのレベルで説明することを目的とする。 【材料と方法】5および8週齢のB6C3F1雌マウスに、X線(0.2、0.4、0.8、1.0、1.2、1.6および2.0 Gy)を1週間間隔で4回照射し放射線誘発胸腺リンパ腫を、また、ENU(50、100、200、および400 ppm)を飲料水として4週間投与することによりENU誘発胸腺リンパ腫を作成した。複合影響の検討は、4週齢からX線照射(1 Gy x 4)、8週令からENU(100 ppm)投与により、または発がん処理の順番を逆にして複合処理胸腺リンパ腫を誘発した。さらに、得られた胸腺リンパ腫細胞のIkaros遺伝子領域のLOHの頻度を解析した。 【結果】X線誘発胸腺リンパ腫の線量効果関係は、0.8 Gy前後に閾値をもつS字型を示し、1.6 Gy(x 4回)で飽和した。ENU誘発胸腺リンパ腫の用量効果関係は、100 ppmに閾値をもつ直線型を示した。閾値付近のX線(1.0 Gy)とENU(100 ppm)の組み合わせで複合影響を検討した結果、単独処理より複合処理の方が胸腺リンパ腫の発生率が高く、X線→ENUの順に投与した方が、ENU→X線の組み合わせの場合より胸腺リンパ腫の発生率が高いことが明らかになった。複合処理誘発胸腺リンパ腫のLOH発生頻度についても報告する。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {マウス胸腺リンパ腫における放射線とエチルニトロソウレアの複合影響の検討}, year = {2003} }