@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067527, author = {金井, 禮子 and 東, 裕人 and 藤川, 勝義 and 西迫, 宗大 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 鈴木, 久幸 and 野口, 礼子 and 森明, 充興 and 山内, 正剛 and 内山 禮子 and 東 裕人 and 藤川 勝義 and 西迫 宗大 and 西村 まゆみ and 島田 義也 and 鈴木 久幸 and 野口 礼子 and 森明 充興 and 山内 正剛}, month = {Oct}, note = {100mSv以下の低線量域での放射線被ばくによる遺伝的影響の有無について、十分に説得力のあるデータは得られていない。ヒト集団においては、低線量放射線の遺伝的影響について、相反する結果が報告されている。すなわち、広島長崎における原爆被ばく者集団では遺伝的影響が観察されなかったが、チェルノブイリ原発事故周辺住民においては、遺伝的影響が検出されたと報告された。チェルノブイリ原発周辺住民における遺伝的影響については、その対照群の設定について、妥当性が議論されている。 一方、10万匹規模の実験用マウスを用いた実験では、低線量(率)の放射線被ばくによる遺伝的影響が検出された。しかし、得られた値にはばらつきがあり、統計的に有意な解析を行うためには、さらに多くの数のマウスを飼育して実験を行う必要性が示唆されたが、現実的には実施は困難である。ここで検出された表現形質の変化がゲノムDNA上に発生した突然変異に起因するものであるかどうかについては確認されていないが、電離放射線による被ばく影響の本質がゲノムDNA塩基配列の変化であるならば、その影響は子孫に遺伝するはずである。 そこで、われわれは以下のような実験計画を立案した。すなわち、生殖腺に放射線照射した後、2週間飼育した被ばくオス親マウスを非照射メス親マウスと交配し、得られた仔マウスのゲノムDNA塩基配列をシークエンシング解析により両親と比較した。解析対象としたゲノム遺伝子領域は、すでに多くの研究者により解析が行われてきたaprt遺伝子領域であり、マウス個体の生存には必須ではないことが知られている。現時点では、3グレイまでのX線照射群において、突然変異の発生は10-6以下の頻度で検出されていない。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {放射線による継世代影響の分子レベルでの検出}, year = {2003} }