@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067518, author = {青木, 瑞穂 and 志野, 弥生 and 聶, 晶 and 古澤, 佳也 and 安藤, 興一 and 青木 瑞穂 and 志野 弥生 and 聶 晶 and 古澤 佳也 and 安藤 興一}, month = {Oct}, note = {【目的】1994年から放射線医学総合研究所で重粒子線がん治療の臨床試行が開始され、すでに1500人を越す患者が治療を受けている。この臨床試行から、癌の種類により治療成績がX線とは異なることが明らかになってきた。そこでX線と治療効果の最も大きく異なった悪性黒色腫と、大きな差の見られなかった扁平上皮癌について、細胞の増殖抑制を指標にして放射線の種類による生物効果を調べた。 【方法】複数のヒト腫瘍由来の悪性黒色腫細胞(MM)と扁平上皮癌細胞(SCC)を収集した。このうちMMおよびSCC各10株について、X線と放医研において臨床試行に用いられている炭素線(6cm拡大ブラックピーク;SOBP)の中心、平均LET値=50keV/μmの位置で細胞を照射し、生存率曲線を得てそれぞれの生存率曲線パラメータを解析した。 【結果】それぞれ10種のMM及びSCCの感受性の違いをα/β比で比較するとMMの場合、炭素線照射でX線に比べてα/β比は大きくなり、すなわち生存率曲線の肩が小さくなる傾向が示された。これは炭素線がMMに対して効果的であり、肩が小さくなることから分割照射の効果が望めることが考えられた。しかしSCCの場合はX線でも炭素線でもα/β比に変化が見られなかった。これらの結果は臨床試行で得られた治療成績を裏付けるものと考えられた。, 第46回日本放射線影響学会大会}, title = {がん細胞の放射線応答特性の違いと重粒子線治療成績-II}, year = {2003} }