@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067516, author = {山内, 正剛 and 福津, 久美子 and 金井, 禮子 and 畠田, 貴子 and 東, 裕人 and 西迫, 宗大 and 鈴木, 久幸 and 野口, 礼子 and 山田, 裕司 and 山内 正剛 and 福津 久美子 and 内山 禮子 and 畠田 貴子 and 東 裕人 and 西迫 宗大 and 鈴木 久幸 and 野口 礼子 and 山田 裕司}, month = {Oct}, note = {ラドンは自然界に広く存在するアルファ核種放出元素であり、温泉療法などの医学的な治療目的に用いられる一方で、高濃度ラドン環境で暮らす人々における肺がん発生レベルの上昇を示唆する疫学データが示されている。しかしながら、いずれの場合においても、ラドンの健康影響や生物効果における科学的背景は明らかではない。われわれはラドンによる健康影響の科学的本質を解明する目的で、その生物影響を検出できる実験系の構築を試みている。昨年度は、ヒト気道上皮由来初代培養細胞を用いた実験系の確立を試みたが、ヒト初代培養細胞はコロニー形成率がきわめて低く、再現性よく解析できる実験系の確立には至らなかった。そこで、われわれは、軟寒天プレート上で高いコロニー形成率を示すマウスFM3A細胞を用いて、気道上皮細胞がラドンによる吸入被ばくを受ける状況に近似した暴露条件を試験管内で再現できる新たな実験系を構築できないかと考えた。 まず、対照実験として、0, 0.3, 1, 3, 10各グレイのX線で照射したマウスFM3A細胞を軟寒天プレート上にまき、形成したコロニーを各照射線量あたり100個ずつ独立に分離し、それぞれからDNAを抽出した。各DNA試料のHaeIII消化物をアガロースゲル電気泳動で分離して、超可変反復配列として知られるPc-1をプローブとしてサザンハイブリダイゼーション解析を行った結果、すべての細胞において、Pc-1反復配列領域における動的突然変異は検出されなかった。このことより、10グレイまでのX線による放射線被ばくは、Pc-1反復配列における動的突然変異の発生には影響しないものと考えられた。  次いで、軟寒天プレート上にまいたマウスFM3A細胞を10Kから1Mベクレル/立米のラドン暴露環境下で生育させ、形成したコロニーを各暴露実験あたり100個ずつ独立に分離し、同様に、抽出DNAのサザン解析を行っている。現在、本暴露実験を継続的に実施中であり、その結果の一部について研究発表を行う予定である。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {ラドンによる被ばく影響を分子レベルで検出できるマウス細胞実験系の開発}, year = {2003} }