@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067513, author = {王, 冰 and 大山, ハルミ and 尚, 奕 and 能勢, 正子 and 田中, 薫 and 藤田, 和子 and 中島, 徹夫 and 相澤, 志郎 and 湯川, 修身 and 早田, 勇 and 王 冰 and 大山 ハルミ and 尚 奕 and 能勢 正子 and 田中 薫 and 藤田 和子 and 中島 徹夫 and 相澤 志郎 and 湯川 修身 and 早田 勇}, month = {Oct}, note = {【目的】p53とcaspaseの阻害剤による、マウス器官形成後期における放射線催奇形性と適応応答への修飾について検討したので報告する。 【材料と方法】ICR系妊娠マウスを用い、1.放射線催奇形性への影響については、妊娠11日目のマウスに3.5Gy全身照射を行う30分前に、p53阻害剤pifithrin-aおよび general caspase阻害剤z-VAD-FMKを腹腔内投与した。照射後、マウス胎児肢芽の経時的なアポトーシスの発現、妊娠18日目の生存胎仔の肢指奇形発生、生存胎児率および生まれた新生仔の30日間生存率などの観察を行った。2.適応応答現象の誘導への影響については、妊娠11日目に0.3Gy前照射を行う30分前に、両阻害剤を腹腔内投与し、妊娠12日目に3.5Gyの高線量で照射した。前照射の後から高線量照射までの間のマウス胎児肢芽アポトーシスの経時的発現を調べ、また、高線量照射後、上記の1の実験と同じ指標での観察を行った。 【結果と考察】両阻害剤の投与により、放射線誘発アポトーシスの発現が著しく遅れ、そのピーク値も大幅に減少したが、放射線催奇形性への影響については、肢指奇形発生率、生存胎児率および生まれた新生仔の生存などへの影響が見られなかった。適応応答現象への影響については、両阻害剤の投与により前照射により誘発されたアポトーシスの発現がほぼ完全に抑制された。しかし、高線量照射後のアポトーシス発現、生存胎仔の肢指奇形発生、生存胎児率および新生仔の30日間生存率などの結果は、高線量のみ照射群の値と差が無く、適応応答現象の誘導が認められなかった。以上の結果から、p53あるいは general caspase阻害剤は、1)照射直前投与による短時間のアポトーシス抑制では放射線催奇形性は抑制出来ないこと、しかし、2)前照射直前投与でマウス器官形成後期における放射線適応応答現象の誘導をほぼ完全に阻止することが明らかになった。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {マウス器官形成後期における放射線催奇形性と適応応答:p53とcaspaseの阻害剤による修飾}, year = {2003} }