@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067511, author = {森, 雅彦 and 五日市, ひろみ and 神田, 玲子 and 中村, 篤子 and 塩見, 尚子 and 相澤, 志郎 and 辻, 秀雄 and 塩見, 忠博 and 森 雅彦 and 五日市 ひろみ and 神田 玲子 and 中村 篤子 and 塩見 尚子 and 相澤 志郎 and 辻 秀雄 and 塩見 忠博}, month = {Oct}, note = {電離放射線は、二重鎖切断、一重鎖切断あるいは塩基損傷などの傷をDNAに生じさせる。DNA二重鎖切断の修復は、ゲノムの完全性の維持に必須であり二重鎖切断修復の失敗は、遺伝情報の欠損や染色体の転座をひきおこし細胞の癌化や死を招く。XRCC4は、ヒトを含む真核生物のDNA二重鎖切断において重要な機能を果たしている非相同末端結合修復にかかわるタンパク質の一つである。XRCC4は、DNA ligase IVのアクセサリー因子であり、DNA二重鎖切断の再結合に必要である。これまでにXRCC4およびDNA ligase IVを欠損したマウスが作製されてきた。それぞれの遺伝子を欠損したマウスは、p53依存的に誘発されるアポトーシスによって神経組織が変性するために生存できない。XRCC4あるいはDNA ligase IV 欠損の胚から得られた細胞は、生育可能であるが、細胞増殖能は低下し、電離放射線に高感受性である。ヒトの細胞におけるXRCC4の役割を調べるために、我々はジーンターゲティング技術を用いてヒト大腸癌由来HCT116細胞においてXRCC4遺伝子の破壊を試み、それに成功した。ヘテロ(XRCC4+/-)細胞では、細胞増殖能の低下がみられたがX線感受性は正常であった。これは、細胞増殖能についてはハプロ不全ありX線感受性についてはハプロ不全ではないことを示している。ホモ(XRCC4-/-)細胞は、細胞増殖能の低下およびX線高感受性を示した。現在、さらに詳細な解析を進めているところである。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {遺伝子ターゲティング技術を用いたヒト体細胞におけるXRCC4の機能解析}, year = {2003} }