@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067505, author = {平山, 亮一 and 村山, 千恵子 and 古澤, 佳也 and 安藤, 興一 and 伊藤, 敦 and 平山 亮一 and 村山 千恵子 and 古澤 佳也 and 安藤 興一 and 伊藤 敦}, month = {Oct}, note = {高LET放射線の生物作用は一般に低LET放射線に比べ、間接作用よりも直接作用の寄与が大きく、また酸素効果が小さくなることが知られている。しかしながら我々は、300keV/mmの高LET放射線による細胞致死においてOHラジカルの寄与が約50%程度もあることを示した。また昨年の本大会では、OHラジカルの関与する酸化的DNA損傷である8-hydroxy-2’-deoxyguanosine(8-OHdG)を高LET領域においても検出したことを報告した。これらの結果は高LET放射線による生物作用において間接作用の寄与が無視できないことを意味している。さらに低酸素下照射では、高LET領域において大気下との8-OHdG生成量の差が小さくなる傾向を示した。そこで本研究では高LETでのデータを追加し、低酸素下での8-OHdG生成の特徴を大気下の場合と比較検討した。照射は2’-deoxyguanosine水溶液(dG:濃度500mM)を大気下および低酸素下(95%N2+5%CO2)に置換させて行った。高LET放射線には照射には放医研HIMACから供給されたC, Ne, Siビーム(LET 20-300keV/mm)を用いた。照射後、HPLC-ECDにて8-OHdGを定量した。大気下照射における8-OHdG生成はLET増加に依存して減少する傾向を示した。しかし、低酸素下において約100keV/mmまではLET増加に依存して8-OHdG生成は減少したが、それより高いLETでは大気下と異なりむしろ増加する傾向が見られた。その結果、大気下と低酸素下での8-OHdG生成比は高LET領域で1に近づいた。これを解釈するには高LET放射線によって水が放射線分解した際に高密度にラジカルが生成し、低酸素下中に分子状の酸素が形成され、そのため見かけ上は酸素効果が小さくなったという、oxygen-in-the-track仮説が適切であると考える。, 第46回日本放射線影響学会大会}, title = {低酸素下における重粒子線誘発酸化的DNA損傷のLET依存性}, year = {2003} }