@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067503, author = {渡部, 輝久 and 横須賀, 節子 and 黒澤, 明子 and 渡部 輝久 and 横須賀 節子 and 黒澤 明子}, month = {Oct}, note = {海洋環境中でのAg-108mの存在は、1970年北米沿岸で漁獲されたイカ類の肝臓等の海産生物中に検出され報告された例が最初である。わが国においても世界各地の海域で漁獲されたイカ類の肝臓について調査が行われた例があるが、環境放射能モニタリングにおいては、銀のもう一つの放射性同位体であるAg-110mほどには大きな関心が払われてこなかった。 筆者らは、茨城県沖合海域で近年開発された水産資源である腹足類、シライトマキバイの中腸腺を主とした内臓分画にAg-108mが検出されたことを報告してきた。また、日本海で漁獲された同じエゾバイ科に属すエッチュウバイにも検出され、さらに安定銀に対する比放射能がこれら巻貝のみならずスルメイカ、ソデイカとも同様の値をとることからAg-108mが海洋中に均一に分布する可能性を示した。これらの腹足類については、生育海域が回遊性のイカ類に比べ限定されることから特定海域の放射能汚染状況を把握するための「生物検出器(Biological monitor)」として高い適用性のあることを主張してきた。 本報告では、上記以外の軟体類(ミズダコ、コウイカ等の頭足類、エゾバイ科に属する巻貝類)を宮城県、および新潟県で入手したのでAg-108mおよび安定銀について分析した結果を報告する。また同核種の発生源について検討し、核燃料サイクル施設を含めた原子力施設からの放出放射能の監視や海域での蓄積の環視の見地から同核種の有用性を考察する。, 第46回大会}, title = {海産軟体動物中のAg-108mについて}, year = {2003} }