@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067502, author = {坂内, 忠明 and 村松, 康行 and 坂内 忠明 and 村松 康行}, month = {Oct}, note = {ヨウ素は人体にとって必須であり、甲状腺に濃縮することが知られている。129Iは、核燃料の再処理に伴い大気中に放出される可能性があり、半減期が1600万年と長いため、環境中での移行を予測することが大切である。特に、土壌に蓄積されやすいという性質からも、ヨウ素の土壌から作物への移行についての知見は十分に得ておく必要がある。放射性核種が土壌から植物へ移行する割合を移行係数(Transfer factor: TF)と呼び、IAEAは1994年に種々の核種と植物に関してTFをまとめている(TRS-364)。我々も日本の農耕地土壌を念頭に置き、黒ボク土から種々の農作物への放射性ヨウ素の移行係数を求め、昨年の同学会において報告している。しかし、移行係数はあくまでも収穫時における値を示したものであり、生育の途中段階で、作物への移行(濃度)がどのような値をとり、どのように変化していくかについては詳細が知られていない。  そこで、今回は放射性ヨウ素を添加した黒ボク土で、ハツカダイコンを栽培し、各生育段階(播種後10日、17日、24日、31日、38日)における根及び葉(葉については葉位毎に)の放射性ヨウ素の濃度を測定した。従来の移行係数と比較するために、この値を土壌中の放射性ヨウ素の濃度で割り、得られた値を「濃度比」と定義する。  実験の結果、根への濃度比(皮を剥けなかった10日を除く)は0.0028から0.010の範囲にあった。また、日数が経過するにつれて次第に減少する様子が見られた。葉全体への濃度比は、0.007から0.013の範囲で、日数が経過するにつれて高くなる傾向があり、この傾向はどの葉位についても見られた。更に、同一期日に収穫された作物の葉位で比べてみると、葉位が低い(葉が古い)方が濃度比が高い傾向にあった。各葉位で、葉の重さと濃度比の関係を調べると、正の相関が見られた。詳細については本大会で報告する。, 日本放射線影響学会第46回大会}, title = {各生育段階におけるハツカダイコンへの放射性ヨウ素の移行}, year = {2003} }