@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067358, author = {中川, 秀彦 and 駒井, 信子 and 田草川, 光子 and 小澤, 俊彦 and 伊古田, 暢夫 and 中川 秀彦 and 駒井 信子 and 田草川 光子 and 小澤 俊彦 and 伊古田 暢夫}, month = {Mar}, note = {持続的パーオキシナイトライト曝露によるシトクロムcニトロ化によりラットグリオーマ細胞におけるカスパーゼ経路活性化能は減弱する ○中川秀彦、駒井信子、田草川光子、小澤俊彦、伊古田暢夫(放医研) \n【目的】パーオキシナイトライト(PN)は一酸化窒素とスーパーオキシドから生ずる活性窒素種で、酸化的ストレスとして作用し細胞死を誘発する。PNは蛋白質チロシン残基をニトロ化修飾することも知られている。PNによる蛋白質ニトロ化反応が細胞に及ぼす影響をアポトーシス機構に着目して検討した。 【方法】ラットグリオーマ細胞C6に持続的にPNを作用させ、生化学的アポトーシス指標であるカスパーゼ活性化を観察した。また蛋白質ニトロ化反応を観察した。細胞質抽出液を用いて試験管内カスパーゼ活性化反応を行ない、ニトロ化シトクロムcのカスパーゼ活性化能を検討した。 【結果】PNの持続的負荷によりC6細胞に細胞死が誘発されたがカスパーゼ3及び9は活性化されなかった。蛋白質ニトロ化反応について検討したところニトロ化される蛋白質のうち1つはシトクロムcであった。C6細胞質抽出液を調製し、PNを作用させニトロ化したシトクロムcを用いて試験管内カスパーゼ活性化反応を行ったところ、PNを低濃度高頻度に作用させたチトクロムcはカスパーゼ3活性化能が減弱していた。一方PNを高濃度単回作用させた場合はカスパーゼ活性化能に変化は見られなかった。 【考察】低濃度PNによる持続的負荷を受けたC6細胞ではカスパーゼ経路活性化を伴わない細胞死が誘導され、このときシトクロムcはニトロ化された。低濃度条件でニトロ化されたシトクロムcはカスパーゼ活性化能が低下した。低濃度のPNが持続的に作用するとニトロ化修飾によってシトクロムcを介するアポトーシス経路の活性化が抑制されると考えられた。, 日本薬学会第123年会}, title = {持続的パーオキシナイトライト曝露によるシトクロムcニトロ化によりラットグリオーマ細胞におけるカスパーゼ経路活性化能は減弱する}, year = {2003} }