@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067352, author = {齋藤, 圭太 and 竹下, 啓蔵 and 安西, 和紀 and 小澤, 俊彦 and 齋藤 圭太 and 竹下 啓蔵 and 安西 和紀 and 小澤 俊彦}, month = {Mar}, note = {【目的】1-Acetoxy-3-carbamoyl-PROXYL(ACP)は生体内で加水分解されてヒドロキシルアミン体になる。ヒドロキシルアミンは酸化されるとニトロキシルラジカルになりESRシグナルを与えることからACPをプローブとしたin vivo ESR法により生体内で生成する活性酸素種を測定できると考えられる。しかしACPを動物に投与したときの体内動態はわかっておらず、測定例も少ない。本研究ではマウスに投与したプローブの体内分布を調べ、さらにこれをin vivoでのNOの検出に適用した。 【方法】マウス(ddY 雄性 4週令)に140 mM ACP 200mLを尾静脈内投与した。臓器中のニトロキシルはX-band ESRにより、ACPはHPLCにより測定した。ヒドロキシルアミンは一電子酸化後にX-band ESRで測定した。ニトロキシルのin vivo測定にはL-band ESRを用いた。 【結果と考察】ACPを尾静脈内投与した場合、10分後では各臓器中にACPが残っていたが、30分後ではほぼ消失し、ヒドロキシルアミンが主であった。またACPを投与したマウスの胸部から上腹部をL-band ESRで測定した結果、投与直後から15分後くらいまでシグナルが増加し、その後は一定になった。ACP投与20分後にNO発生剤であるsodium nitroprusside(SNP)を投与したところ、投与直後からESRシグナルが増加し、7〜8分でピークに達し、その後元のレベルに戻った。またマウス血液中のニトロキシル量もSNP投与8分後で有意に増加していた。ヒドロキシルアミンとNO発生剤NOR1を酸素存在下で37℃、5分間インキュベートしたところ、ニトロキシルのESRシグナルが増加した。このことからNOが生成すると酸素存在下でヒドロキシルアミンと反応してニトロキシルになることがわかり、SNPを投与したときのL-band ESRシグナルの増加はNOが発生したことによるものと推測される。これらのことからACPを用いたESR法により生体内で発生するNOが測定できる可能性が示唆された。, 日本薬学会第123年会}, title = {1-Acetoxy-3-carbamoyl-PROXYLのマウス体内分布とin vivo NO計測への応用}, year = {2003} }