@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067268, author = {石井, 伸昌 and 武田, 洋 and 土居, 雅広 and 府馬, 正一 and 宮本, 霧子 and 柳澤, 啓 and 川端, 善一郎 and 石井 伸昌 and 武田 洋 and 土居 雅広 and 府馬 正一 and 宮本 霧子 and 柳澤 啓}, month = {Mar}, note = {水圏食物網において、微生物ループが物質循環に重要な機能を担っていることが知られている。微生物ループの働きの中でも、特に原生生物による細菌の摂食速度を見積もることは、より高次の生物に物質を供給する働きを理解する上で重要である。  従来、原生生物による細菌摂速度測定には、蛍光染色剤で染色した細菌を用いた方法がよく利用されてきた。しかしながら、この方法では熱処理された細菌が用いられ、かつ細菌が蛍光染色剤により覆われている問題点がある。本大会において、我々は原生生物による生細菌摂食速度を測定する方法について述べる。この方法は、生細菌としてgreen fluorescent protein (GFP)発現細菌を用いることにより、蛍光染色剤等の特別な処理なしに、簡便で、そして迅速に原生生物による生細菌摂食速度を求めることができる。  本研究では、摂食-被摂食のモデル微生物として、繊毛虫Tetrahymena thermophilaおよびプラスミドpEGFPを組み込んだ細菌Escherichia coli (E.coli pEGFP)を用いた。T.thermophilaの単独培養に生きたE.coli pEGFPを添加してから20分間、この細菌はT.thermophilaの食胞中に一定の速度で取り込まれた。T.thermophilaの食胞中に取り込まれたE.coli pEGFPは、グルタールアルデヒドでこの繊毛虫を固定した後も、蛍光顕微鏡下で観察する事ができた。GFPの緑色蛍光は、グルタールアルデヒドの薄緑自家蛍光と容易に判別する事が可能であった。またGFP緑色蛍光は、固定後140日以上、観察する事ができた。  以上の結果は、我々のGFP発現生細菌を用いた摂食速度測定法が、原生生物による生細菌摂食速度を求める簡便な方法であることを示している。, 日本生態学会第48回大会}, title = {Green fluorescent protein (GFP)を用いた原生生物による生細菌摂食速度を求める方法.}, year = {2002} }