@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067230, author = {宮本, 霧子 and 井上, 義和 and 岩倉, 哲男 and 武田, 洋 and 府馬, 正一 and 柳澤, 啓 and 石井, 伸昌 and 宮本 霧子 and 井上 義和 and 武田 洋 and 府馬 正一 and 柳澤 啓 and 石井 伸昌}, month = {Jun}, note = {1995年にプロトタイプのトリチウム環境移行モデルを構築し、放医研環境放射性核種移行量評価システムERMA (Environmental Radionuclides Movement Analysis System)に移行パラメータを登録した。本システムは、水産物摂取の多い日本のトリチウム移行量評価に適するよう、水圏にコンパートメントを多く用意した。地下水の帯水層は関東平野全体での研究結果を元に3層に分けているが、モデルの適用にあたっては評価対象地域の特性に合わせ変更する必要がある。本研究では、茨城県東海村村松地区について本モデルを適用し、地下水の帯水層の数や大きさについて検討した。東海村村松地区は日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構のサイトに挟まれているが、約2000人の住民が村の水道水と共に自家用井戸水として地下水を利用している。村松地区中央を流れる新川は農業用水として利用された後、核燃サイト北端に沿って海へ流れ出る。村松地区の地下には、第3紀の(旧)新川によって侵食され、第4紀の堆積物で埋まった旧河谷があり、地下水の帯水層を形成している。1983-1988年に村松地区約5km2の地域で、16ヶ所の月間降水と23ヶ所の地下水を採取し、トリチウム濃度を測定した。そのうち、継続的な実測データが得られた9ヶ所の月間降水・地下水採取地点について、モデルに基づき帯水層のトリチウム濃度を計算した。?地下水のトリチウム濃度は村松地区の北東端と南西端が低く中央部が高い。中央部から南西方向に濃度勾配がある。→卓越風が北東風であることから、トリチウム発生源の北東部は低く、発生源から南西方向に濃度勾配が生じることが示された。?M2を除き、月毎の帯水層中平均トリチウム濃度の計算値と、地下水のトリチウム濃度の実測値はよく一致した。?M2の地下水は実測値よりも計算値が高めに終始した。阿漕浦湖岸の地下水であるため、その地点の降水によるトリチウム沈着量だけを反映せず、阿漕浦からの地下水圧を受けて希釈されていることが推測される。結論 ?各地点とも、月毎の帯水層中平均トリチウム濃度の計算値と、地下水のトリチウム濃度の実測値はよく一致した。村松地区の帯水層を1層と設定したモデルの妥当性が証明された。?村松地区の帯水層のターンオーバー定数[x]は0.6月-1と求められた。帯水層の規模としては、この地区への年間降水量の半分程度であることを意味する。, 第4回核融合エネルギー連合講演会}, title = {原子力施設近傍河川機構におけるトリチウムの排出モデル}, year = {2002} }