@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067205, author = {勝部, 孝則 and 冨樫, 伸 and 荻生, 俊昭 and 辻, 秀雄 and 勝部 孝則 and 荻生 俊昭 and 辻 秀雄}, month = {Dec}, note = {Srcチロシンキナーゼの基質であるcortactinは,N末側の37アミノ酸を単位とする6.5回の反復配列を介して,アクチン繊維に結合する。ヒトの相同分子については,乳癌の1割以上で遺伝子増幅と発現の亢進が見られ,発癌への関与が示唆されている。しかし,その機能の詳細は不明である。我々はcortactinが細胞間接着の裏打ちタンパク質ZO-1と相互作用すること,両タンパク質が細胞間接着部位で共存することを報告し,cortactinが細胞間接着に関与する可能性を示してきた。今回,マウスcortactin転写産物の解析から,反復配列が6.5回の型に加え,5.5回,4.5回,3.5回,2.5回のイソ型が存在し,それらの発現量が臓器毎に異なることを見いだした。細胞内の各イソ型の割合によりcortactinの機能が調節されている可能性を検討するために,それぞれを発現する組み換え遺伝子を構築し,イヌ腎臓由来上皮性細胞株MDCKに導入した。6.5型cortactinは,内因性cortactinと同様に,細胞質に広く分布すると同時に細胞間接着部位に濃縮された。他のイソ型も同様の分布を示したが,反復回数の少ないイソ型は細胞間接着部位への濃縮の程度が低い傾向があった。現在,試験管内での各イソ型cortactinとアクチン繊維との相互作用を検討中である。, 第24回日本分子生物学会}, title = {乳癌発症に関与するアクチン繊維結合タンパク質cortactinのイソ型}, year = {2001} }