@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067176, author = {田中, 泉 and 石原, 弘 and 古瀬, 雅子 and 田中 泉 and 石原 弘 and 古瀬 雅子}, month = {Oct}, note = {マウスゲノムに数千コピー散在するレトロトランスポゾン、intracisternal A-particle (IAP) DNA elementはプロウイルスに酷似した構造を持ち、IAP-RNAは特定の正常組織細胞で発現している。我々は、C3H/Heマウス由来の放射線誘発骨髄性白血病細胞においてIAP-RNAの逆転写物の組込みによるゲノムDNA構造異常が頻繁に発生すること、白血病の原因細胞である未分化白血球細胞においてIAP発現量が著しく多いことを見出してきた。このことは、放射線による骨髄損傷から骨髄性白血病発生に至る過程もしくは腫瘍化後に、IAPの転写・逆転写・組込みが骨髄細胞で活性化していることを示唆している。しかし、ゲノムに多数散在するIAP DNA のうち、構造異常を引き起こすIAP DNAがどのような構造・機能的特徴を所持するのか不明である。  我々はまずIAPの転写段階に注目し、IAP発現を制御するLTR配列の構造的特徴を比較解析するために、データベース並びに正常マウスゲノムIAPのLTR配列の特徴により、A-H型に分類した。そのうち、C3Hマウスゲノムの全IAPの5%程度に相当するH型LTR-IAPが骨髄細胞で発現増強し、白血病細胞でゲノム異常に寄与することが判明した。このことは、IAPの特定のLTR構造だけが骨髄細胞ないし白血病細胞において活性化していることを示している。, 日本放射線影響学会第44回大会}, title = {C3Hマウス由来の放射線誘発骨髄性白血病細胞のゲノム異常に寄与するレトロトランスポゾン-IAPのLTR配列の特徴}, year = {2001} }