@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067165, author = {田中, 薫 and 小島, 栄一 and 相澤, 志郎 and 笠井, 清美 and 古澤, 佳也 and 田中 薫 and 相澤 志郎 and 笠井 清美 and 古澤 佳也}, month = {Oct}, note = {ネオン線によるマウス造血組織への影響        ○田中 薫 1、小島栄一 1、相沢志郎 1、 江口清美 1、古沢佳也 2(放医研・1 放射線障害、2 粒子線治療生物) \n【目 的】 重粒子線の正常造血組織への影響を知る目的で、放医研HIMACの発生装置を使って、ネオン線のマウス造血幹細胞に対する不活化効果について調べてきた。引き続き、その造血系障害が、どのように末梢血中の血液細胞数及びマウス個体の致死効果に反映されるか検討を行った。 【方 法】 動物は、ddy-SLC系雄マウス(8-10週齢)を使用した。ネオン線の照射は、400MeV/uのエネルギーをもつネオンビームを用いた。マウスは、アルミ製レンジモジュレーターによって6cm幅に拡大したSOBPの中央部位置(LET: 100keV/μm)で全身一回照射をおこなった。照射野の直径は20cmで、線量率はおよそ1.3Gy/分である。対照としてのX線照射は、200kVp、20mA、線量率約0.7Gy/分の条件で行った。照射30日後の生存率を調べ、LD50/30の値からRBEを求めた。また、照射後の末梢血中の血球数についても、外腸骨動静脈から採血し、Sysmex K-1000を用いて計数した。同時に、マウスの体重の測定も行った。さらに、線量率を変えてLD50/30等の検討を行った。 【結果】 造血系細胞の障害に起因して生じるマウスの致死効果の指標であるLD50/30ついて調べた結果、ネオン線とX線のLD50/30値は、それぞれ5.1Gy、5.9Gyとなり、その値から求めたRBE値は1.2であった。この値は、前回求めた骨髄由来のCFU-Sや脾臓由来のCFU-MegのRBEに近い値であった。しかし、ネオン線では、マウスの致死効果について、実験ごとの結果に大きなばらつきが見られた。5.0Gy照射後30日間の末梢血中の血球数の動態について調べた。その結果、白血球数については、照射後の一時的な上昇の高さと時期にX線との違いが少し見られたが、赤血球数と血小板数の変化パターンに大きな違いは見られなかった。しかし照射後の体重の変化を見てみると、ネオン線とX線の間に違いが見られた。さらに、線量率を変えた検討も行ったところ、1.3Gy/分前後と6.0Gy/分の間でマウスの致死効果に差が見られた。, 日本放射線影響学会第44回大会}, title = {ネオン線によるマウス造血組織への影響}, year = {2001} }