@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067052, author = {稲見, 俊哉 and 稲見 俊哉}, month = {Dec}, note = {永久磁石や電磁鋼板などバルク磁性材料の開発研究においては、表面近傍だけではなく、材料内部の磁化分布の情報が欠かせない。透過力のある硬X線の磁気円二色性測定はこうした用途に適している一方で、鉄やコバルト等3d遷移金属元素に対して感度が低い(反転比で0.5%程度)という問題があった。 講演者は磁気円二色性を原理から見直し、良く知られている吸収過程ではなく発光過程に着目した結果、3d遷移金属に対して感度の高い硬X線領域の新しい磁気光学効果を見出すことに成功した。これはX線磁気円偏光発光効果、すなわち、磁化した試料の発する蛍光X線が円偏光度を有するという効果である。その感度は、金属鉄のKα線で18%(反転比の実測補正値)と高く、磁性に高感度な軟X線の磁気円二色性に比肩する。この原理を用いたバルク敏感磁気顕微鏡を考案し、現在開発中である。今後、3d遷移金属を主とする磁性材料開発研究への貢献を目指したい。, ESICMM セミナー}, title = {新しい磁気光学効果の発見とその応用展開}, year = {2018} }