@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067030, author = {横田, 裕一郎 and 大野, 豊 and 坂本, 綾子 and 横田 裕一郎 and 大野 豊 and 坂本 綾子}, month = {Dec}, note = {生物の放射線感受性は多様である。放射線に弱い哺乳類は10Gy以下で致死するが、放射線に強い植物には100Gy以上でも生き延びるものがいる。本研究では、植物の放射線抵抗性メカニズムを探るため、被子植物のタバコ、コケ植物のヒメツリガネゴケ、哺乳類のヒトとチャイニーズハムスターの細胞にガンマ線を照射し、放射線感受性をコロニー形成法で、細胞死の原因となるDNA2本鎖切断(DSB)損傷をパルスフィールドゲル電気泳動法で測定した。細胞の半数が致死する半致死線量は、コケで277Gy、タバコで27Gy、ヒトで2Gyであり、植物は細胞レベルでも放射線に強かった。DNA1ギガ塩基対・1Gyあたりに生じるDSB数は、コケで2.2個、タバコで2個、チャイニーズハムスターで6.6個であり、植物では哺乳類と比べてDSBが生じ難かった。さらに、半致死線量を照射した細胞内に生じるDSB数は、コケで622又は311個、タバコで664個、チャイニーズハムスターで99個であり、植物は哺乳類と比べてDSBが生じても死に難かった。以上のように、被子植物とコケ植物には共通した放射線抵抗性メカニズムが存在することを明らかにした。, QST高崎サイエンスフェスタ2018}, title = {被子植物とコケ植物の放射線抵抗性を支える共通のメカニズムを発見}, year = {2018} }