@misc{oai:repo.qst.go.jp:00067020, author = {米谷, 佳晃 and 米谷 佳晃}, month = {Nov}, note = {蛋白質とリガンドの相互作用に関する知見は、生体分子機能の解明や薬剤分子の開発に欠かせない。標的蛋白質に選択的に結合するリガンドを設計し、蛋白質の働きを調整できれば、病気の治療など医療応用につながる。これまで、X線・中性子やNMR による分子構造解析や、結合定数の熱力学測定が行われてきた。しかし、生体内で薬剤として働くリガンドの効能は、結合定数の平衡論だけでなく、解離レートといった速度論的要素に大きく影響されることがわかってきた。従って、速度論を考慮した高精度のリガンド分子設計を進めていくには、蛋白質やリガンドの種類によって解離レートが異なる原因を解明することが重要となる。本研究では、分子動力学シミュレーションにより、リガンド解離過程の自由エネルギー地形を計算し、解離レートに違いが現れる仕組みを調べた。特に重要なポイントは、リガンド結合サイトを取り囲む水分子の配置である。リガンドが蛋白質から離れる際、もとの結合サイトは水分子に置き換わる。そのため、解離過程のメカニズムを分子レベルで捉えるには、水のアクセスに注目した解析が不可欠である。本研究では、結合サイトへの水分子のアクセスを溶媒反応座標 として自由エネルギー地形を解析した。, 分子シミュレーション討論会}, title = {蛋白質-リガンド解離過程の溶媒座標自由エネルギー地形解析}, year = {2018} }