@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066950, author = {関健史 and 岡潔 and 長縄明大 and 岡 潔}, month = {Nov}, note = {内視鏡の鉗子口に挿入した光ファイバーを通じてレーザー光を患部に照射する内視鏡下レーザー治療は,光と生体組織の相互作用を利用して患部を処置する方法である.例えば,双胎間を流れる異常血流に対してレーザー照射による熱的作用により止血・遮断する胎児鏡下レーザー胎盤吻合血管凝固術や,事前に患者へ投与した光感受性物質が蓄積した悪性腫瘍への特定波長のレーザー照射によって引き起こされる化学的・熱的作用を起こし腫瘍を処置するPhotothermal therapyがある.これらの治療を効果的に行うためには,適切な加熱温度を一定時間保持する必要があるものが,明確なレーザー照射量の指針がないため,医師の経験や感覚で照射量が決定されており,過加熱による周辺正常組織への熱影響や加熱不足による処置未完遂が生じる恐れがあるため,被照射部の温度管理が重要である.しかし,熱電対やサーミスタなどの接触式温度センサを照射部に設置すると,レーザー光を遮ってしまうことによる治療の妨げや,組織への穿孔の恐れがある.また,サーモグラフィや放射温度計などの非接触式温度センサは,鉗子口に挿入できる寸法のものは存在しない.一方で,生体組織内で発生する光熱的作用を示すメカニズムは明らかになっているものの,組織の光学特性やその他の物性値は,レーザー照射による熱変性によって大きく変化するため,非線形性の特徴を有しており,従来の線形モデルを用いた温度推定は困難であった.そこで本研究では,組織が持つ光学特性情報と照射部温度の間の非線形関係や,温度上昇による組織の特性変動の影響をディープラーニングにより学習し,照射部温度を高精度に推定する手法を開発した.本手法は,内視鏡下で,かつ,非接触で,かつ,リアルタイムに被照射部温度を推定可能なこれまでにない計測手法である., 第27回日本コンピュータ外科学会大会}, title = {ディープラーニングを用いた内視鏡下レーザー治療時の温度推定法}, year = {2018} }