@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066915, author = {米谷, 佳晃 and 米谷 佳晃}, month = {Sep}, note = {蛋白質とリガンドの相互作用に関する知見は、生体分子機能の解明や薬剤分子の開発に欠かせない。これまで、X 線・中性子やNMR による分子構造解析や、結合定数の熱力学測定が行われてきた。しかし、生体内で薬剤として働くリガンドの効能は、結合定数の平衡論だけでなく、解離レートといった速度論的要素に大きく影響されることがわかってきた。従って、速度論を考慮した高精度のリガンド分子設計を進めていくには、蛋白質やリガンドの種類によって解離レートが異なる仕組みを解明することが重要となる。本研究では、リガンド解離の分子動力学シミュレーションを行い、解離過程の自由エネルギー地形を解析することで、解離レートに違いが現れる仕組みを調べた。特に重要なポイントは、リガンド結合サイトを取り囲む水分子の配置である。リガンドが蛋白質から離れる際、もとの結合サイトは水分子に置き換わる。そのため、リガンド解離メカニズムの本質的解明には、結合サイトへの水のアクセスに注目した解析が不可欠である。本研究では、水分子のアクセスを溶媒反応座標とした自由エネルギー地形の解析について発表する。, 一般社団法人 日本物理学会 2018年秋季大会}, title = {蛋白質表面における水の水素結合組換え解析からリガンド解離の起源を探る}, year = {2018} }