@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066897, author = {尾幡, 穂乃香 and 峯岸, 克行 and 永津, 弘太郎 and 張, 明栄 and 篠原, 厚 and 尾幡 穂乃香 and 峯岸 克行 and 永津 弘太郎 and 張 明栄}, month = {Sep}, note = {標的アイソトープ治療 (TRT)の一つである、オージェ電子治療は、低エネルギーで飛程が2-500 nmと短く、正常細胞へのダメージが少ない理想的な治療法として期待されている一方、nmオーダーの高LET放射線を活かす、革新的な戦略が不可欠である。化学療法にて広く用いられている白金製剤の多くは、核内でDNAと共有結合を形成することから、飛程の短いオージェ電子治療に適しており、191, 193m, 195mPtが候補核種として注目されている。 放射性Ptを用いた研究については、原子炉製造の195mPtに依存しており、加速器製造の191, 193mPtは、未だ効率的かつ安全な製造法が確立されていない。本研究では、Irターゲットと加速器を用いた191Pt製造法の確立を目標とし、耐腐食性に優れるIrターゲットの溶融と照射を同時に行う新規照射法、溶媒抽出・陰イオン交換クロマトグラフィーを組み合わせたPt/Ir分離法を考案した。本製造法は、ターゲットにNa2O2とIrの混合物を使用し、照射と同時にアルカリ溶融を行う、つまり溶融に必要な熱エネルギーをビームの照射で代用する試みであり、照射後の溶融塩は濃塩酸に可溶となった。また、IrCl62-の不安定性を利用した分離条件を検討した結果、キャリアを加えずに、ターゲットIrから191Ptを分取することに成功し、製造効率は約3.7 MBq/µA h(Proton 30 MeV)と評価した。HPLCで分離精製後の化学形を分析した結果、溶離液下でPtCl62-の状態にあり、アスコルビン酸を添加することで、キャリアなしでPtCl42-に還元できることが確認された。, 第2回日本核医学会分科会 放射性薬品科学研究会 第18回放射性医薬品・画像診断研究会}, title = {191Pt製造法の開発}, year = {2018} }