@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066843, author = {平野, 優 and 栗原, 和男 and 日下, 勝弘 and 木村, 成伸 and 三木, 邦夫 and 玉田, 太郎 and 平野 優 and 栗原 和男 and 玉田 太郎}, month = {Jun}, note = {哺乳類の小胞体膜に存在するNADHシトクロムb5還元酵素(b5R)は、脂肪酸の代謝やコレステロール合成などに関与する酸化還元タンパク質である。b5Rの酸化還元反応サイクルにおいては、b5Rに結合する2つの補酵素(NADHとFAD)におけるヒドリドイオン(H-)とプロトン(H+)の移動が生じ、その過程で電子伝達パートナーであるシトクロムb5への電子伝達が行われる。そのため、水素原子を含めた高分解能の立体構造情報を得ることは、b5Rの分子機能の理解に必要不可欠である。本研究ではブタ肝臓由来のb5Rを用い、溶媒の水素原子を含めた高分解能の立体構造情報取得を目指して中性子構造解析を行った。中性子回折実験を行うために、酸化型b5Rの体積1 mm3を超える大型結晶を作製し、J-PARC/MLFのiBIXおよびFRM IIのBIODIFFにおいて回折データセットを測定した。iBIXにおいてはパルス状の白色中性子を利用したTOF-LAUE法により回折データ収集を行い、BIODIFFにおいては単色中性子を利用した回折データ収集を行った。回折データ集手法ごとの回折点強度積分の結果を比較したところ、TOF-LAUE法における回折点強度の平均値が短波長側(高分解能側)で増加する傾向が見られた。また、2つのデータセットについて立体構造精密化を行い、FAD周辺の水分子の水素原子の情報を含めた水素結合ネットワークが明らかとなった。, 第18回日本蛋白質科学会年会}, title = {酸化型NADHシトクロムb5還元酵素の中性子構造解析}, year = {2018} }