@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066836, author = {崔, 星 and Keum, Woong Seop and 新田, 祐樹 and 鈴木, 雅雄 and 山田, 滋 and 崔 星 and Keum Woong Seop and 新田 祐樹 and 鈴木 雅雄 and 山田 滋}, month = {Jun}, note = {背景と目的  膵癌は早期発見が難しく、治療方法も少ない悪性度が高い難治性癌の一つで、全体5年生存率はわずか10%前後である。近年、microRNA (miRNA)を標的とした癌治療戦略が注目され、また薬剤耐性や再発と深く関わっているとされる癌幹細胞を制御するmiRNAも多数報告されている。本研究は、炭素線単独或は癌幹細胞を制御するとされるmiRNA200c mimicとの併用による膵癌幹細胞への殺傷効果等を具体的に調べる。 方法  ヒト膵臓癌細胞株PANC1とPK45から、超高速セルソーターにて癌幹細胞マーカーCD44とESAを用いて分離・同定し、これら癌幹細胞に対して、炭素線単独或はmiRNA200c mimicとの併用による細胞生存、colonyやspheroid形成能、apoptosisやautophagy関連遺伝子発現誘導などについて検討した。 結果  分離収集したCD44+/ESA+細胞集団はCD44-/ESA-細胞集団に比べcolony、spheroid形成能が有意に高いことから癌幹細胞性質を有することが確認された。癌幹細胞(CD44+/ESA+細胞)と非癌幹細胞(CD44-/ESA-細胞)にmiRNA200c mimic(10 nM)をtransfectionした結果、有意に両細胞集団の増殖を抑制することが認められ、炭素線照射との併用ではさらに細胞生存率を抑えた。また、X線、炭素線照射単独に比べ、miRNA200c mimicとの併用時にcolonyとspheroid形成能ともに顕著に低下させた。そして、炭素線とmiRNA200c mimicとの併用はapoptosis 関連遺伝子やautophagy関連遺伝子等の発現誘導について現在解析中である。 結論  以上より、炭素線とmiRNA200c mimic併用は炭素線単独に比べ、有意に膵癌幹細胞殺傷することが認められ、重粒子線治療効果増強に有用である可能性を示唆した。, 第49回日本膵臓学会大会}, title = {重粒子線とmicroRNA200c mimicとの併用による膵癌幹細胞殺傷効果}, year = {2018} }