@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066766, author = {小平, 聡 and 小平 聡}, month = {Mar}, note = {粒子線がん治療において、粒子線が人体組織と衝突することで発生する標的核破砕二次粒子は、正常組織に対して余剰な線量を付与する可能性が指摘されている。しかしながら現状での電離箱を用いた線量測定では、入射粒子のLETが実測できないこと、一次ビームと二次粒子を識別して計測できないため、実体としてどの程度の線量寄与があるのかは明らかとなっていない。本研究では、157 MeV陽子線、145 MeV/nヘリウム線、383 MeV/n炭素線をCR-39プラスチック飛跡検出器に照射し、標的核破砕二次粒子のLETスペクトルを実測した。一次ビームの照射線量に対する、二次粒子の余剰な線量当量の割合は、陽子線に対しては20%、ヘリウム線に対しては13%、炭素線に対しては4%であった。一次ビームの電荷が大きいほど線量寄与は減少する傾向にあるが、二次粒子が正常組織に与える線量は患者への放射線防護の観点から無視できない可能性があることが分かった。, 「第32回固体飛跡検出器研究会」における口頭発表}, title = {CR-39を用いた陽子・ヘリウム・炭素線から生じる標的核破砕二次粒子の線量評価}, year = {2018} }