@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066562, author = {平野, 優 and 栗原, 和男 and 日下, 勝弘 and 木村, 成伸 and 三木, 邦夫 and 玉田, 太郎 and 平野 優 and 栗原 和男 and 玉田 太郎}, month = {Dec}, note = {NADHシトクロムb5還元酵素(b5R)は、哺乳類の小胞体に結合し脂肪酸の代謝やコレステロール合成に関与する酸化還元タンパク質である。b5Rの酸化還元反応サイクルにおいては、b5Rに結合する2つの補酵素(NADHとFAD)における水素原子の移動が生じる。そのため、水素原子を含めた高分解能の立体構造情報を得ることは、b5Rの分子機能の理解に必要不可欠である。本研究ではブタ肝臓由来のb5Rを用い、溶媒の水素原子を含めた高分解能の立体構造情報取得を目指して中性子構造解析を行った。中性子回折実験を行うために、b5Rの体積1 mm3を超える大型結晶を作製し、J-PARC/MLFのiBIXおよびFRM IIのBIODIFFにおいて回折データセットを測定した。iBIXにおいてはパルス状の白色中性子を利用したTOF-LAUE法により回折データ収集を行うが、回折データ処理の結果BIODIFFにおける単色中性子を利用した回折データと比較すると、回折点強度の平均値が高分解能側(短波長側)で増加する傾向が見られた。そこで波長による回折点強度の補正方法を検討し、強度の増加を抑制する条件を検索している。現在、補酵素FADおよび水分子の水素原子を構造モデルに含めた立体構造の精密化を進めており、二つのデータセットそれぞれによる構造解析の現状について発表する。, 日本中性子科学回第17回年会}, title = {NADHシトクロムb5還元酵素の中性子構造解析}, year = {2017} }