@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066548, author = {坂本, 綾子 and 坂本 綾子}, month = {Dec}, note = {イオンビームを植物の種子や組織片に照射することによって、植物の遺伝子に突然変異が生じることはよく知られている。本研究では変異解析のモデル生物として用いられるシロイヌナズナにイオンを照射し、得られた突然変異体(uvh3-2)のゲノム配列を調べたところ、第3染色体のうちの3分の1が抜け、第2染色体に挿入されていることが明らかとなった。この突然変異植物(uvh3-2)は正常に生長し種も得られるが、元の植物と交配すると次の代では種が出来にくくなり、全く別の種のような性質を持つことが確認された。この成果は、イオンビームが単に個々の遺伝子を破壊し変異のバリエーションを多彩なものとするだけでなく、染色体構造を大きく変える能力があることを実証したものである。今後、イオンビームなどを使って染色体構造をデザインする技術が進むことによって、従来の「育種」の枠を越え、遺伝的に独立した種を創る次世代のバイオエンジニアリングの発展につながることが期待される。, QST高崎サイエンスフェスタ2017}, title = {イオンビームは植物の染色体をがらりと変える}, year = {2017} }