@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066546, author = {須藤, 仁美 and 須尭, 綾 and 相良, 雅史 and 辻, 厚至 and 東, 達也 and 須藤 仁美 and 須尭 綾 and 相良 雅史 and 辻 厚至 and 東 達也}, month = {Dec}, note = {放射線はひとつひとつの細胞に均一に照射されていないため、生体への影響を正しく理解するために、細胞ひとつひとつを“個別に観察する”ことが重要である。そこで、個々の細胞について放射線被ばくの有無を区別し、生体内で長期間に渡って追跡するシステムの構築を行った。これまでに放射線照射により発現の上昇が報告されている3遺伝子(EGR1、GADD45、PLAT1)の放射線応答性を、ルシフェラーゼアッセイを用いて検討した。これら3遺伝子のうち、最も放射線に対する応答性の高かったEGR1の発現制御領域を利用したCre/loxPデュアル蛍光レポーターシステムを構築し、シングルセルにおける被ばくの有無を細胞が生きた状態でイメージングできるかどうかを検証した。ZsGreen遺伝子とmCherry遺伝子を用いたデュアル蛍光レポーターシステム(loxP-ZsGreen-loxP-mCherry)をHeLa細胞に導入し、ZsGreenタンパク質の緑色蛍光を発する細胞を得た。次に、放射線に応答してCreリコンビナーゼの発現を調節するベクター(EGR1の放射線応答配列の下流にCreリコンビナーゼ遺伝子を挿入したベクター)を、loxP-ZsGreen-loxP-mCherry/HeLa細胞に導入した。この細胞は、緑色蛍光を発したが、X線を照射すると、照射1時間後より緑色蛍光が減弱し、mCherryタンパク質の深赤色の蛍光を呈した。mCherryの蛍光強度および深赤色を有する細胞の数は、時間とともに増加し、また、少なくとも照射32時間後までmCherryの蛍光が観察できた。この結果により、EGR1の放射線応答配列をプロモーターとして用いたCre/loxP発現制御システムとデュアル蛍光レポーターシステムにより、放射線被ばくにより蛍光が変化する細胞が樹立できた。この細胞を用いることで、放射線被ばくした細胞の長期間の挙動の解析が可能となり、放射線の生体への影響の詳細な分子機構の解明に役立つことが期待される。, 2017年度生命科学系学会合同年次大会}, title = {放射線被ばく細胞のデュアル蛍光レポーターイメージングシステムの構築}, year = {2017} }