@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066534, author = {奥田, 保男 and 奥田 保男}, month = {Nov}, note = {我が国における診断参考レベルが諸学会、諸団体の協力により公表された。これは国際放射線防護委員会(ICRP:International Commission on Radiological Protection)が、診断に影響を与えない範囲でできるだけ医療被ばくを低減するための照射線量の目標値として、診断参考レベルを定義し使用することを勧告していることに基づくものである5)。 しかし、我が国の診療現場において、医療被ばくに関する実態が十分に調査・研究され、それぞれの医療機関が自施設の医療被ばくのレベルを正しく把握しているとは言い難い現況がある。そこで放射線医学総合研究所(以下、放医研)では、医療機関における実態を把握することを目的とした医療被ばくに関連した情報を医療機関から電子的に収集するシステム、所謂、日本におけるDIR(Dose Index Registry)の試行を平成26年度より開始している。平成29年7月現在での対象施設は延べ34施設であり、収集データは30万件を超えていると思われる(該当モダリティはCT)。なお、基本的な技術的手法については、Integrating the Healthcare Enterprise(IHE)に示されているRadiation Exposure Monitoring(REM)6)と呼ばれるプロファイルに準拠したものである。 更に今年度から、被ばくに関する情報を患者個人に提供する枠組み、および電子的に医療機関から収集したデータをもとに臓器線量を自動計算する仕組みについて、実際の医療機関での利用を含め研究を進めることを予定している。しかし、各医療機関と放医研とのオンライン接続、収集した情報の匿名化を含めた二次的な利用など課題は山積みである。, 第37回医療情報学連合大会}, title = {放射線医学総合研究所が進める医療被ばくプロジェクトについて}, year = {2017} }