@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066521, author = {余語, 克紀 and 村山, 千恵子 and 前山, 拓哉 and 平山, 亮一 and 松本, 謙一郎 and 石山, 博條 and 小澤, 修一 and 早川, 和重 and 永田, 靖 and 余語 克紀 and 村山 千恵子 and 前山 拓哉 and 平山 亮一 and 松本 謙一郎 and 早川 和重 and 永田 靖}, month = {Oct}, note = {【背景・目的】D-メチオニンは硫黄を含むアミノ酸の一種であり、重粒子線照射時にマウスの唾液腺に対して、明白な副作用なく、放射線防護効果を示す。本研究では、他に有望なアミノ酸がないか調べるため、まず重粒子線誘発DNA損傷に対するアミノ酸の保護効果を調べ、メチオニンと比較した。 【方法】重粒子線によるDNA損傷を、 プラスミド DNAの形状変化からDNA電気泳動法によって定量化した。DNA溶液にアミノ酸を加え、重粒子線を照射した(放射線医学総合研究所HIMAC, 炭素イオン線 290MeV/u)。アミノ酸は、システイン(Cys)、 トリプトファン(Trp)、 メチオニン(Met)、 フェニルアラニン(Phe)、 バリン(Val)、 アラニン(Ala)をテストした。緩衝溶液は、トリスとリン酸緩衝溶液を用いた。 【結果・考察】重粒子線誘発のSSBに対する保護効果は、Ala < Val < Met < Phe ~ Trp < Cys の順であった。DSBに対する保護効果は、Ala < Val < Met < Phe ~ Cys < Trpであった。SSBおよびDSBに対するG値とアミノ酸のOHラジカルの消去能力との間に相関が見られた。これらのデータは、重粒子線誘発のプラスミドDNA損傷に対するアミノ酸の保護効果が、OHラジカルの消去作用で説明できる可能性を示唆していた。 【結論】メチオニンと同様に、トリプトファン、システイン、フェニルアラニンは、重粒子線誘発のプラスミドDNA損傷に対して保護効果を示した。, 日本放射線影響学会第60回大会}, title = {重粒子線によるDNA損傷に対するアミノ酸の保護効果}, year = {2017} }