@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066387, author = {千葉, 百子 and 武田, 志乃 and 松川, 岳久 and 篠原, 厚子 and 及川, 将一 and 横山, 和仁 and 武田 志乃 and 及川 将一}, month = {Jul}, note = {【目的】毛髪中の微量元素は体内外からの元素に対する曝露状況を反映する。有害元素の場合、曝露時期や曝露量を知る手掛かりとして情報を得ることはできるが、その場合目的元素は体内から毛髪に移行したのか(内部汚染)、外部からの付着であるのか(外部汚染)の判別が必要となる。そこで本研究ではタリウム(Tl)、鉛(Pb)、水銀(Hg)、ウラン(U)、ストロンチウム(Sr)の外部汚染モデルについて頭髪横断面の分布解析を行い、頭髪年齢や元素による分布様態の違いを検討した。 【方法】外部汚染モデルとして8歳、30代、70代の女性の頭髪を使用した。1~1000ppmの単独元素溶液に1.5~24時間浸漬し、そのまま風乾したものと水洗後風乾したものの元素濃度をICP-MSで測定した。その測定値を参考にし、頭髪断面マイクロPIXEで測定した。 【結果および考察】Srは浸漬後の水洗浄により外部付着の多くが離脱するが、Tl, Pb, HgおよびUは洗浄後も強固に付着していた。マイクロPIXEによる断面観察ではU, Sr, Pb, Hgでは表層部位に分布していることが観察されたが、Tlは表面のみならず内部に浸透していた。若年齢では成人よりもタリウム取り込み量が低く、頭髪内部への移行様式には年齢による違いがあるものと考えられた。今後、内部汚染モデルとしては職業的にまたは事故で曝露した被験者の頭髪を試料としたいと考えている。, 第26回日本微量元素学会}, title = {毛髪試料を用いたマイクロPIXEによる有害元素の汚染モニタリング法の開発}, year = {2015} }