@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066359, author = {南本, 敬史 and 平林, 敏行 and 永井, 裕司 and 堀, 由紀子 and 南本 敬史 and 平林 敏行 and 永井 裕司 and 堀 由紀子}, month = {Jun}, note = {私たちは感性的質感認知の神経回路基盤、特に情動や価値判断が生じる神経メカニズムの解明を目指し、価値判断・情動への関与が示唆されている前頭眼窩野(OFC)と扁桃体(AMY)のに着目し、霊長類モデル(サル)を用いた研究を進めている。  OFCは視覚だけではなく全ての感覚入力を受け取る脳領域であり、高次感覚野と双方向性の神経連絡がある。感覚認知に伴う情動惹起の神経回路として、この回路の役割を明らかにするため、抑制性DREADDを両側のOFCの神経細胞群に導入し、その活動を選択的・一時的に抑制可能にしたサルを作出した。細胞体に加え、投射先の軸索終末にもDREADDが発現するが、その位置をPETにより特定することができ、吻内側尾状核、扁桃体、視床MD核、TE野などへの神経投射が確認された。現在、サルに情動性視覚刺激を提示した際の脳活動計測を進めるべく、ECoG法によるOFCやTEの神経活動記録の準備を進めている。最終的に、これらの神経情報を用いて、情動価を強く反映する活動パターンを機械学習により抽出することで、情動価のデコーディングを目指すとともに、そこでのOFCの役割を明らかにすることを目指す。  さらにサルの音声や表情などの聴覚・視覚刺激に対するサルの情動性反応を、自律神経系の反応を指標として再現性よく捉える評価系の確立を進めている。AMYは情動・価値判断に重要な領域の一つであり、この神経核の活動亢進により不安・恐怖などの負の情動が引き起こされることが知られている。AMYの神経活動を選択的・一時的に亢進させるため、興奮性DREADDを発現させるウイルスベクターをAMYに投与し、DREADDの発現をPETにより確認した。DREADD活性化薬を静脈内に投与することでAMYの活動が亢進したことが、FDG-PETを用いた脳活動イメージングにより確認することができた。このモデルを用い、AMY活動亢進により生じると考えられる負情動反応を自律神経系の反応として捉える評価系の検証を進める。, 多元質感知第4回班会議}, title = {質感認知に伴う情動惹起の神経機構}, year = {2017} }