@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066311, author = {川城, 壮平 and 山田, 滋 and 岡田, 直美 and 磯崎, 由佳 and 川城 壮平 and 山田 滋 and 岡田 直美 and 磯崎 由佳}, month = {Apr}, note = {目的:本研究の目的は、局所進行膵癌の炭素イオン線治療後の局所再発に対する再照射について、線量の累積に伴う正常組織への影響を評価することである。 対象と方法:当院において2014年1月以降に膵癌に対する初回炭素イオン線治療を施行し、その後の局所再発に対し炭素イオン線による再照射を施行した5例を対象に解析した。年齢54〜82歳(平均67.8歳)、性別は男3人、女2人であった。初回照射から再照射までの期間は平均14.1か月(6.0〜23.5か月)であった。処方線量は全例で初回照射55.2 Gy (RBE)/12回、再照射52.8 Gy (RBE)/12回であった。  解析方法は、初回照射時と再照射時の治療計画CT画像をfusionし、再照射時の治療計画CT画像上に2回の線量分布を合算して表示させた。DVH解析を行う正常組織は、胃、十二指腸(1st-2nd portion, 3rd-4th portion)、腎臓、脊髄、肝臓とした。 結果:初回と再照射の線量分布を合算し、各正常組織についてDVH解析を行った。胃に関しては、累積D2ccの5例の平均が43.2 Gy (RBE)(26.1〜57.0 Gy (RBE))であったが、うち3例で累積D2ccが46 Gy (RBE)を超えていた。同様に十二指腸(1st-2nd portion)では1例が46 Gy (RBE)を超えており、十二指腸(3rd-4th portion)では全例46 Gy (RBE)未満であった。このように累積線量が線量制約を超えていた症例を認めたが、全例で胃および十二指腸に重篤な有害事象はこれまで発生していない。 結論:今回の解析では2回の照射の累積線量が正常組織に与える影響について、明らかな関連を示すことはできなかった。しかしながら、複数回の炭素イオン線治療による正常組織に対する影響については依然不明な点が多く、有害事象の有無については今後も長期的な注意深い経過観察が必要であると考える。, 平成28年度HIMAC共同利用研究成果発表会}, title = {局所進行膵癌の炭素イオン線治療後局所再発に対する再照射による正常組織への影響に関する研究}, year = {2017} }