@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066222, author = {横谷, 明徳 and 泉, 雄大(広島大学放射光科学研究センター) and 山本, 悟史 and 藤井, 健太郎 and 松尾, 光一(広島大学放射光科学研究センター) and 横谷 明徳 and 山本 悟史 and 藤井 健太郎}, month = {Jan}, note = {DNA損傷修復過程で重要な役割を果たしていることが知られている染色体構成タンパク質(ヒストンH2A-H2B及びH3-H4)の構造が、DNA損傷に伴って構造変化していることを観測したので報告する。  ヒトがん細胞(HeLa.S-FUCCI細胞)にX線照射によりDNA損傷を与えた(吸収線量40 Gy)。DNA修復過程を進行させるため30分間培養したのち、ヒストンH2A-H2BあるいはH3-H4を抽出した。比較のため、非照射(非損傷)細胞からもH2A-H2B、H3-H4を抽出した。SOLEIL DISCOおよびHiSOR BL12において抽出したヒストンの円二色性(CD)スペクトルを測定し、二次構造成分の比較を行った。  得られたCDスペクトルから、H2A-H2BとH3-H4のどちらの場合も、X線照射細胞から抽出したヒストンのCDスペクトルに変化が見られた。CDスペクトルはタンパク質の二次構造成分比を反映するため、この結果は、DNAの損傷に伴い細胞内でヒストンの構造が変化したことを意味する。これらの構造変化が、後続のDNA修復タンパク質のリクルートの要因となることが推測される。, 第30回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム}, title = {放射光円二色性分光によるDNA損傷誘起ヒストン二次構造変化の観測}, year = {2017} }