@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066194, author = {野村, 拓司 and 野村 拓司}, month = {Mar}, note = {遷移金属 K 吸収端(1s→4p)における共鳴非弾性 X 線散乱(RIXS)では、電子系のスピン総和を変化させない電子励起のみが可能である。この条件下では、スピン反転を伴う励起は偶数個のマグノン生成によるものに制限される。従来の理論では、反強磁性ハイゼンベルグスピン模型にスピン波近似を適用することで 2 マグノン励起が記述されてきた。それに対し本研究では、中間状態で遷移金属サイトに存在する不対 1s 電子と 3d 電子の間の 交換相互作用に関する 2 次摂動によって 2 マグノンが生成される新しい機構を提示した。これに基づいて、遍歴的ハバード型模型に立ち戻りスピン密度波(SDW)平均場近似の範囲で 2 マグノン励起を記述する理論を提出した。理論計算結果と実験結果は、分解能と弾性散乱成分の差引による不定性の範囲内で整合する。スピン模型に基づく理論との顕著な違いとして、Γ 点(Q=0)で 2 マグノンの RIXS スペクトルのウェイトが有限になることを示した。, 日本物理学会第72回年次大会}, title = {共鳴非弾性X線散乱における2マグノン励起の遍歴模型による記述}, year = {2017} }