@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066158, author = {小平, 聡 and 小平 聡}, month = {Mar}, note = {固体中に荷電粒子が通過した痕跡をイオントラックとして観測する検出器の中でも、Mgをドープした酸化アルミニウム単結晶内に捕捉された蛍光中心を共焦点顕微鏡系で蛍 光トラックとして読み出す、蛍光飛跡検出器(FNTD)を用いたイオントラック計測技術に ついて発表する。蛍光トラックはLET(線エネルギー付与)の情報を反映しており、予めその応答関数を較正しておけば、未知の場で計測したトラックのLET(線エネルギー付与)を知ることができる。従って、各トラックのLETスペクトルの積算から吸収線量を評価することができ、線質の評価も可能である。LETスペクトロスコピーによって、重粒子線とその核破砕二次粒子や、宇宙放射線のような混在場において、定量的な線量評価が可能となる。また、トラックは位置情報を有しているので、FNTD上のトラック分布をマクロに可視化すれば、オートラジオグラフィが可能である。位置分解能は顕微鏡精度(サブミクロン)で決まるため、マクロオートラジオグラフィ像の中にトラックが局在していれば、その局所的な線量評価が可能である。例えば、RI内用療法やBNCTにおいて、そのα線トラックや電子でさえも、その線量分布を臓器レベルやシングルセルオーダーで可視化できる。FNTD自身は電気回路やバイアス電源を必要としない「ただの板切れ」であるので、FNTD上に細胞を培養するような系を生物実験に持ち込むことも可能である。本発表では、FNTDを用いた計測技術とその応用について紹介する。, 第31回固体飛跡検出器研究会}, title = {蛍光飛跡検出器を用 いたイオントラック計測技術とその応用}, year = {2017} }