@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066011, author = {中島, 徹夫 and Guillaume, Vares and 二宮, 康晴 and 王, 冰 and 勝部, 孝則 and 田中, 薫 and 劉, 翠華 and 平川, 博一 and 丸山, 耕一 and 藤森, 亮 and 根井, 充 and 中島 徹夫 and Guillaume Vares and 二宮 康晴 and 王 冰 and 勝部 孝則 and 田中 薫 and 劉 翠華 and 平川 博一 and 丸山 耕一 and 藤森 亮 and 根井 充}, month = {Oct}, note = {放射線防護物質は緊急被ばく時に備えるものとしての研究が進んできたが、今後の長期宇宙滞在に備える意味等での予防的な利用においては日常的な経口摂取により予防、健康増進が期待できる物質の利用が望まれる。ガーリックは健康増進への効果が古くから見いだされ、ガーリックオイル成分の研究も抗がん作用などについて行われてきており、幾つかの放射線防護作用の報告もされている。今回、主なガーリックオイル由来成分である Diallyl disulfide( DADS) と Diallyl sulfide(DAS) を用いて培養細胞と経口投与におけるマウス個体で放射線防護効果の検討を行った。 【方法】細胞はヒト肝がん由来細胞(HepG2)、マウスはBALB/c(8 週齢雌)マウスを用いた。HepG2 細胞には照射前にDADS 或いはDASを1 時間導入、培養し、その後4Gy(0.85Gy/min) 照射を行い、照射後直ちにCytochalasin-B を添加してDADS 或いはDAS 存在下で培養を続け、48 時間後に固定Hoechst33342 染色をして小核形成を調べその変化を評価した。マウス個体ではマウスを10 日間順化後、毎日1 回、3 日間DADS を与えて、3 回目に投与を行った1 日後にX線の全身照射(4Gy) を行い、その後飼育を続け3週間後に臓器、骨髄を採取し影響を評価した。 【結果】HepG2 細胞においては固定時に観察される二核細胞数が放射線照射により減少し細胞の増殖が抑制された。その傾向にDADS とDASの添加は影響を与えなかった。またDADS とDAS について放射線による小核形成頻度への効果を評価したところ、DADS についてはX線により生ずる小核形成頻度が有意に減少した。DAS ではこのような防護効果はみられなかった。細胞で効果の見られたDADS についてマウスに経口投与を行い4Gy の放射線被ばくを行ったところ3 週間後に生じる脾臓の重さの増大がDADS 投与で緩和されていた。X線のマウス全身被ばくにおける生体内での小核形成頻度へのDADS の経口投与の 効果を評価した結果を含め報告する。, 日本放射線影響学会第59回大会}, title = {ガーリックオイル由来硫黄化合物の放射線防護効果について}, year = {2016} }