@misc{oai:repo.qst.go.jp:00066000, author = {鈴木, 雅雄 and 舟山, 知夫 and 横田, 裕一郎 and 鈴木, 芳代 and 坂下, 哲哉 and 小林, 泰彦 and 鈴木 雅雄 and 舟山 知夫 and 横田 裕一郎 and 鈴木 芳代 and 坂下 哲哉 and 小林 泰彦}, month = {Oct}, note = {2014年度の大会で、重イオンマイクロビーム照射試料に生ずる液性因子によって誘導される細胞致死効果のバイスタンダー効果の核種依存性を報告した。本年は、同様の実験系で液性因子による遺伝子突然変異誘発効果に対するバイスタンダー効果誘導の核種依存性を報告する。細胞は、公的な細胞バンクより入手したヒト皮膚由来正常線維芽細胞を用いた。重イオンマイクロビーム(炭素、ネオン、アルゴンイオン)照射は、量研機構高崎量子応用研究所TIARAの細胞局部照射装置を利用した。マイクロビームは、直径36mmの照射用シャーレ面上にコンフルエント状態に培養した細胞に対して16x16=256点の格子状に照射を行った。各照射点に対して直径20μmのビームサイズで炭素イオン8個、ネオンイオン2個、アルゴンイオン1個を照射した。照射後培養液を添加し、24時間炭酸ガスインキュベーターに保持した後、6チオグアニン(40μM)耐性クローンを指標にしてHPRT遺伝子座の突然変異を検出した。合わせて、液性因子に対するラディカルスキャベンジャーとしてLアスコルビン酸(5mM)を添加する実験を行った。炭素、ネオン、アルゴンイオン何れの場合も突然変異誘発頻度は非照射試料に対して有意に高くなった。256点格子状照射法では、イオンビームが直接ヒットした細胞は全細胞数の0.01%オーダーと計算され、何れの結果もイオンの直接ヒットで期待される頻度をはるかに超える値となった。またギャップジャンクション阻害剤の有無に影響されないことが判った。さらにアスコルビン酸を処理することによって突然変異が非照射試料レベルまで減少した。以上より観察された突然変異は、直接イオンの照射を受けていない細胞に生じた、ギャップジャンクションを介した細胞間情報伝達機構に依らない、アスコルビン酸によって抑制される何らかの液性因子を介したバイスタンダー効果によって誘導されたと考える。, 日本放射線影響学会第59会大会}, title = {遺伝子突然変異における液性因子を介したバイスタンダー効果の核種依存性}, year = {2016} }