@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065978, author = {坂間, 誠 and 水野, 秀之 and 坂間 誠 and 水野 秀之}, month = {Sep}, note = {放射線治療の線量測定では、一般的に電離箱が使用されており、絶対線量を算出するためにはw値、阻止能比、擾乱補正係数が必要となる。現在の線量測定プロトコルであるIAEA TRS398や標準計測法12では、データ数や精度の不足のため粒子線に対して全ての電離箱で擾乱補正係数を1と仮定して線量を求めている。又、粒子線治療では平行平板形電離箱(PPIC)が主に使用されているが、平行平板形電離箱は指頭形電離箱に比べて不確かさが大きく、安定性が悪いことが知られている。本研究では、炭素線線量測定におけるPPICの諸特性と擾乱補正係数を実験的に評価する。 PPICとして2種類の電離箱(Advanced Markus, Classic Markus)を使用した。各種エネルギーの炭素線を用いて水中で各電離箱に対して線量測定を行い、比較した。又、Co60γ線での水吸収線量校正と照射線量校正を行うことにより、各校正定数から各電離箱に対して実験的に擾乱補正係数を評価した。このCo60γ線に対する擾乱補正係数を用いて、炭素線に対する擾乱補正係数、線質補正係数を評価した。 プロトコルに従って炭素線の線量を求めた場合には、0.7%程度の差が個体間で生じた。測定により求められたCo60γ線に対する擾乱補正係数を用いることで、個体間での線量の差が解消された。炭素線に対する擾乱補正係数は、固体差の影響が少ない結果となった。 PPICの擾乱補正係数は、Co60γ線に対しては固体差の影響を受けるが、炭素線に対しては影響が少ない。そのため、PPICの線質補正係数はCo60γ線での固体差の影響を受けて、線量に違いが出る場合がある。, 第112回日本医学物理学会学術大会}, title = {Experimental evaluation of perturbation correction factors for parallel plate ionization chambers in heavy ion dosimetry}, year = {2016} }