@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065966, author = {古場, 裕介 and 松本, 真之介 and 古場 裕介 and 松本 真之介}, month = {Sep}, note = {現在、放射線治療はがん治療の有用な方法の1つとして広く利用されている。放射線治療の治療計画ではCT画像を用いた線量分布計算が行われ、がん組織への線量集中性や正常組織への付与線量などを評価している。しかしながら、迅速な線量分布計算を行うため照射時に発生する2次的な中性子などは考慮されていない。近年では光子線治療において高エネルギー化が進み、光核反応から生じる中性子の影響が懸念されるようになってきている。陽子線治療や重粒子線治療においても高エネルギー荷電粒子とコリメータや体内組織との核破砕反応から多量に中性子が生じることが知られているが、中性子被ばく線量の評価は必ずしも十分に行われてはいない。核破砕などで生じる中性子を評価するためにはPHITSのようなモンテカルロ計算を行うことが有用である。 放射線治療におけるCT画像や治療計画情報、線量分布情報などはDICOMと呼ばれる通信プロトコルに定義されたデータとして取り扱われている。本研究ではPHITSを用いて粒子線治療の線量評価を行うためのシステムの一部として、DICOM形式のCT画像(CT-Image)、治療計画(RT-Plan)からVoxelファントムの構築や照射機器のジオメトリをPHITS形式に容易に変換できるツールの開発を目指している。さらに線量分布の計算結果をDICOM化(RT-Dose)し、治療計画支援装置等にて取り込むことが可能となるツールの開発を行っている。現状ではCT-ImageとRT-Doseを取り扱えるツールとしてDICOM2PHITS、PHITS2DICOMの開発を行った。また、開発したツールを容易に利用するためにGUIアプリケーションの開発も行った。これら開発したツールは広く利用してもらうためPHITSに関連するツールの1部としてパッケージ頒布を行っている。今後は治療計画(RT-Plan)から照射機器ジオメトリを構築するツールの開発を行う予定である。, 第12回PHITS定期講習会中級コース/研究会}, title = {PHITSの粒子線治療時の線量評価への応用技術の開発}, year = {2016} }