@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065955, author = {米内, 俊祐 and 米内 俊祐}, month = {Sep}, note = {【諸言】高エネルギーX線や粒子線を用いた放射線治療で照射装置や患者内に誘発される放射性核種は潜在的に放射線従事者の被ばくの原因となるだけではなく、装置の廃棄時には放射化物として扱う必要があるかの判断が必要となる。本研究ではブロードビーム法及びスキャニング法を用いた炭素線治療の照射室(それぞれB室、F室)において、短半減期を含めた放射性核種の同定をHP-Ge検出器を用いて行い、それぞれの照射法での放射化状況の違いを調べた。 【方法】本研究ではバッテリー駆動型ポータブルHP-Ge検出器を用いた。短半減期及び長半減期核種を同定するために、1)バックグラウンド(BG)測定、2)照射後(AI)測定の二種類の測定を行った。BG測定では当日の治療照射終了から約90分経過後1時間測定を繰り返し行った。AI測定ではエネルギー430MeV/uの炭素線を用いて、アクリルファントムに10GyEを照射した後、約2分後から1分測定を10回、その後5分測定を16回繰り返した。核種同定はCooperの方法で検出されたピークエネルギーから行い、短半減期核種については1分測定により得られるカウントの半減期を補助手的に用いた。 【結果】BG測定からB室においては17核種、F室においては6核種、また、AI測定からは半減期が10分未満の3核種が両部屋で同定された。今回の測定では、11核種がF室からは同定されなかったが、これらはビームライン構成機器の違いや治療に必要なビーム量の違いによると考える。 【結論】放射化物の評価においては誘発される放射性核種を初めに調査する必要があるが、本研究はそれらの核種決定に有益な情報を与える。, 第112回日本医学物理学会学術大会}, title = {Identification of radioactive nuclides induced in treatment room during carbon-ion radiotherapy}, year = {2016} }