@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065936, author = {漆原, 佑介 and 鈴木敏彦 and 清水良央 and 桑原義和 and 鈴木正敏 and 林剛平 and 齋藤彰 and 藤田詩織 and 山城秀昭 and 木野康志 and 関根勉 and 篠田壽 and 青野, 辰雄 and 福本学 and 漆原 佑介 and 青野 辰雄}, month = {Aug}, note = {被災動物の包括的線量評価事業では、2013年度より福島県内野生ニホンザルへの東京電力福島第一原子力発電所(福島原発)事故による放射線影響調査を開始し、2016年7月10日現在で宮城県、新潟県で捕獲された個体を含めて349頭からのサンプリングを行っている。 本研究では、これまでに採取した各臓器・筋肉・血液中の放射性セシウム濃度測定結果から放射性セシウムの体内分布を調べるとともに、造血機能への影響を調査するために末梢血及び大腿骨中骨髄細胞の解析を行った。放射性セシウム濃度測定結果では、骨格筋の放射性セシウム濃度が他の組織に比べて高く、筋肉以外では顎下腺、精巣、腎臓等の濃度が高かった。一方、甲状腺や脳の放射性セシウム濃度は低く、骨格筋濃度の1/5程度であった。サンプリングしたニホンザルのうち鮮血を採取できた個体について末梢血中白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値の測定を行った。各々の血液性状について骨格筋中放射性セシウム濃度との相関解析を行った結果、2013年度、2014年度捕獲個体では成獣(5歳以上)、幼獣(4歳以下)ともに全ての測定項目について顕著な相関はみられていない。2013年度に捕獲された幼獣及び成獣9頭ずつ計18頭について大腿骨骨髄中の顆粒球系細胞数、赤芽球系細胞数、巨核球、脂肪割合の解析を行った結果、成獣において顆粒球系細胞数が骨格筋中放射性セシウム濃度と負の相関を、脂肪割合が正の相関を示した。これらの結果が放射線影響であるかを結論付けるために、継続的なサンプリングと解析、さらに内部、外部被ばく線量評価を行う必要がある。, 福島原発事故による周辺生物への影響に関する専門研究会}, title = {福島県内野生ニホンザルへの被ばく影響評価}, year = {2016} }