@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065907, author = {今井, 耕平 and 中西, 郁夫 and 山本, 奈知 and 松本, 謙一郎 and 福原, 潔 and 今井 耕平 and 中西 郁夫 and 松本 謙一郎}, month = {Jun}, note = {【目的】放射線がん治療では、生体内の水分子からヒドロキシル(OH)ラジカルを発生させてがん細胞を殺傷させる。しかし、正常細胞で発生するOHラジカルが副作用の原因となり問題となっている。活性酸素を消去する抗酸化剤を併用すれば、正常細胞で発生するOHラジカルを消去すると予想されるが、がん細胞で発生するOHラジカルに対しても同様の活性酸素を消去するため、抗腫瘍効果の低下が予測される。本研究では、がん細胞で発生させるOHラジカル量を維持し、正常細胞でOHラジカルを消去することを目的としたがん細胞で選択的にラジカル消去活性がオフになる環境応答型抗酸化剤の開発を行った。 【方法】我々が明らかにした抗酸化剤のラジカル消去メカニズムを基に、酸性条件下でラジカル消去活性が低下するケルセチン誘導体を合成し、そのラジカル消去活性を明らかにした。 【結果】ルチンを出発として5工程を経て、アミノケルセチン(AQ)を合成した。AQのラジカル消去活性をストップトフロー法で測定し、ケルセチンよりも27倍の活性値を得た。また、AQのラジカル消去活性は酸性条件下で顕著に低下した。 【考察】pHの変化によってラジカル消去活性が変化する抗酸化剤を合成することに成功した。導入するアミノ基の変化によって、がん細胞のpHがスイッチになる抗酸化剤の開発ができると考えられる。, 第16回AOB研究会}, title = {放射線がん治療併用剤を目指した新規抗酸化剤の開発}, year = {2016} }