@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065886, author = {佐藤, 健次 and 佐藤 健次}, month = {Mar}, note = {産業革命は18世紀中期に始まったが、18世紀後期の化石燃料の燃焼を利用した蒸気機関の発明により、19世紀に著しく発展したものの、20世紀初頭にはスモッグの問題に直面した。その一方、19世紀後期に交流電動機や交流発電機の発明により大容量の水力発電が実用化され、20世紀初頭には長距離高圧架空送電線の運用が始まり、電気の利用が本格化した。そんな20世紀初頭に気温が上昇していることが分かったが、上記の歴史を知れば、その原因には2つの可能性があることに、今にして気付かされる。化石燃料の燃焼が原因であれば気温は18世紀後期から20世紀初頭にかけて徐々に上昇していたはずであり、電気の利用が原因であれば気温は20世紀初頭に突然上昇すると考えられる。 1938年、蒸気技師で電気に馴染みが薄いCallendarは化石燃料の燃焼による二酸化炭素の増加が原因で気温が上昇することを提唱したが、彼が整理した気温変化のデータは。1910年頃を境にして、突然の上昇を示している。このデータから、電気が地球温暖化の原因であると考えられる。電気の何が原因かと考えると、コモンモードノイズが大地を電流として流れ、大地がジュール熱で発熱することに気付かされる。本研究では、大地の発熱で地中の水が気化されて大気中の水蒸気となるとき、大気中の水蒸気量が年を追って連続的に増加する結果、人為起源の水蒸気による温室効果が促進され、気温は連続的に上昇すると考える。 1988年に発足したIPCCの報告では、1910年頃の他に、1980年頃にも、気温は突然上昇し、その後、さらに上昇し続けることが読み取れるが、実際には、自然起源の寒冷化が重なって、複雑な変化を示す。2度目の1980年頃以降の気温上昇は、インバータの普及により、ノイズが質的に変化し、高調波ノイズでコモンモードノイズの周波数が高くなり、大地の発熱量が大きくなった結果である。 この年会の「ビーム物理領域」で、筆者は「コモンモードノイズによる大地の発熱量の計算」を報告している。ノイズの周波数を5kHzとしたときの表皮効果を勘案した大地の発熱量は、世界の総発電量を2011年の2.52×10e+12Wとして、その7.5%で、0.19×10e+12Wとなる。この発熱の全てが地中の水を気化するとして、大気中の有効水蒸気量の増加量を求め、等温大気の射出率の公式を用いて、1層大気モデルに基づいて、温室効果が促進されるときの気温上昇を計算した。 気温上昇は1年当たり0.00094℃の計算となるが、最新のIPCC報告の過去130年間の気温上昇0.85℃の14%であり、妥当である。, 日本物理学会第71回年次大会}, title = {地球温暖化の原因は人為起源のコモンモードノイズである}, year = {2016} }