@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065866, author = {小平, 聡 and 小平 聡}, month = {Mar}, note = {地球低軌道の放射線環境は、銀河宇宙線や捕捉陽子線による陽子やヘリウムが支配的であり、これらのLETは他の炭素線や鉄イオン等の重粒子線に比べて非常に小さいものの、フラックスは極めて高い。従来のCR-39による宇宙放射線計測では、銀河宇宙線を成因とする高LETの重粒子成分を計測しているが、それらに加えて一定量の短飛程粒子を観測していた。これらは、フラックスが大きい陽子やヘリウムがCR-39内の元素を核破砕した標的核破砕二次粒子であると考えられている。これらの飛程は10µmよりも小さいため、そのLETは大きく、その線量寄与は無視できないと考えられる。このような短飛程粒子の計測手法として、短飛程粒子の飛程を超えない程度のエッチングを行い、微小トラックを原子間力顕微鏡で計測する方法が提案されている。本研究では、HIMACにおいて160MeVの陽子線と150MeV/nのヘリウムをCR-39へ照射し、CR-39内に生成した二次粒子のLETスペクトルを測定し線量評価を行った。この地上実験データに基づいて、実際の宇宙放射線の線量データに含まれる二次粒子の線量寄与について見積もった結果、10keV/µm以上の高LET粒子による線量のうち、吸収線量で12%、線量当量で16%の寄与があることが分かった。, 第30回固体飛跡検出器研究会}, title = {ヘリウムを成因とする標的核破砕二次粒子の宇宙放射線線量への寄与}, year = {2016} }